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危機管理・リスクマネジメントとは

危機管理、リスクマネジメントを考える時、まず何から取り掛かる必要があるのでしょうか。

このような質問に対して、とっさに聞かれた場合にすぐに以下のことが思い浮かんだ方はまずはクリアです。

「『リスク』とは何か?」

では、このリスクとは何か?と問われた場合に、その答えはどうなるのでしょうか。実はこれがかなり難問だと思います。まさに分かったように感じるけれども、きちんと言葉で説明ができる定義は、という段階でつまる性質のものかと思います。

リスクは、各人、各社にとってばらばらで、固定のものではないということは前提としてあげられるかと思います。例えば、人によってプレッシャーの受け止め方が違うということがありますが、Aさんにとってのプレッシャーが自分のモチベーションややる気を高めるものに転じるものである一方で、Bさんにとってはそれが自分を押しつぶし、精神的にも肉体的にもやる気をそぐものであるということもあり得ます。

これは人でたとえたものですが、企業においても同じです。それぞれの体力や、経験値、人的な資源などは異なっていると思いますので、リスクとは全企業共通の、何か定量的で固定されたものではないことは理解いただければと思います。そのため、それぞれの人や企業にとってふさわしいリスク対策、危機管理対策をとらなければなりません。

世の中ではリスクという場合に様々な分類がなされます。
例えば、「災害や事故に関するリスク」、「経営に関するリスク」や「政治、経済、社会に関するリスク」などです。

これらについて、またあらためて少しずつ考え方を深めていきたいと思います。